短時間の睡眠が続くと疲労が溜まり、休みの日に無意識に暴飲暴食。
残業を頑張る為に食べないと体が持たないと思い、お腹は空いてないのに間食が多くなる。
勤務時間が長く、残業も多く、長時間働いているのになぜか太り続ける。
このような経験はありませんか?
実はこれらは全て私の体験です。
私は社会人になった時は174㎝66㌔の標準体型でしたが、20年というワイン並みの熟成期間で88㌔という豊満な肉体となりました。
何が原因でしょうか?
太るもっとも単純な原因は「食べ過ぎ」ですが、
なぜ食べ過ぎるのか?ここを知らなければ対策出来ません。
ではなぜ過食になるのでしょうか?
過食になる原因は人により様々あるでしょうが、
私の過去の体験では睡眠不足が肥満のきっかけとなっていました。
この記事は睡眠不足がなぜ「食べ過ぎ」に繋がるのか、肥満ホルモン達の暗躍
についての記事です。
40代になるまでは睡眠を軽視していた
私は高校卒業後進学の為上京しました。
その時学費や生活費を稼ぐ為に新聞奨学生として、住み込みで学校に通っていました。
朝は3時起床で朝刊を配り、授業終了後夕刊配達の生活リズムでした。
テスト前や友達と遊んだ後などは、24時に寝て3時間睡眠になることもよくありました。
体力的に辛い時もありましたが、若かったこともあり短い睡眠時間に体は慣れていました。
卒業後外食産業に就職しました。
労働環境は厳しかったですが、日々の業務を順調に行い満足した生活を過ごしていました。
ただリーマンショック前後や、立場が変わり責任あるポジションに就いた時、乱れた現場の立て直し時期はよりハードな労働環境となりました。
当然ですが、
睡眠時間は少なくなります。
朝5時に寝て8時に起き出勤という3時間睡眠のパターンが続く時期もありました。
なぜ睡眠を軽視していたのでしょうか?
寝ないで仕事が美化されていた
今では考えられないですが、
当時は長時間仕事をすることが美化されている部分がありました。
〇〇時間勤務
〇〇時間しか寝てない
私も30代半ばまではこのような生活を続けていて、仕事の成果より長時間労働が評価されている部分もありました。
今では古い言葉になり死語に近くなりましたが、
四当五落という言葉があります。
これは受験会の言葉で4時間しか寝ない人は合格できて、5時間以上寝ている人は不合格になるという意味です。
当時私の周りは根性論や精神論が重要視されていたのです。
現在は脳に与える影響が研究で証明されており、
六当五落という表現に変化しています。
※6時間睡眠は合格し、5時間以下は不合格になるという意味
睡眠時間の重要性が研究により明らかになってきたのです。
周囲からの疑問
そんな労働環境の中でも、どんどんと体重は増えていきました。
すると周囲からはこのように言われました。
「なぜあんなに働いているのに太り続けるの?」
私自身も疑問に思っていました。
原因は食べ過ぎなのですが、睡眠時間が極端に少ない3時間睡眠時期は少し異常でした。
当時の状況です。
出勤時コンビニでパンとジュースを買い車内で食べる
勤務時は賄いを食べる
退勤時コンビニでおやつを購入
帰宅後も用意されているご飯を食べる
このように常に食べ続けていました。これでは太るのは当然です。
ではそんなにお腹が空いていたのかというと、実はそうでもありませんでした。
勤務時は空腹を感じましたが、出勤前後はそのようなことはありませんでした。
食欲暴走は脳の命令
この異常な食欲暴走は脳の命令だったのです。
睡眠不足の状態が長期で続くと、食欲をコントロールするホルモンが暴走してしまうのです。
食欲や代謝をつかさどるホルモンには、
『レプチン』と『グレリン』
の2種類があります。
脂肪細胞から分泌されるレプチンの役割は食欲を下げることです。別名『満腹ホルモン』とも呼ばれます。
対して胃から分泌されるグレリンは、脳に食欲増進と血糖値上昇の命令を出すホルモンで、別名『空腹ホルモン』とも呼ばれます。
睡眠が不足することでこれらのホルモンバランスが乱れ、グレリンの分泌が増し、レプチンの分泌が減ります。
つまり食欲が増大して満腹を感じるのが遅くなるのです。
レプチンとグレリンは二卵性の双子のような存在
通常のホルモンバランスなら、適度な空腹感が発生し適度な食事の摂取で満腹を感じます。
これは体が持つ恒常性(ホメオスタシス)の影響です。
恒常性(ホメオスタシス)は体が外部からの影響受ける環境や内部の変化にかかわらず、身体の状態(体温・血糖・免疫)を一定に保つことです。
熱い時に汗をかいたり、寒い時に震えるのは体温を一定に保とうとする為です。
一見全く違うホルモンに見えますが、根底は恒常性を維持する為に働いていて二卵性の双子のような存在なのです。
ホルモン暴走の暗躍者はコルチゾール
では睡眠不足の状態が長期に続くとなぜホルモンバランスが崩れるのでしょうか?
睡眠不足で体がストレスを感じるからです。
ホルモン暴走の暗躍者は
『コルチゾール』なのです。
コルチゾールはストレスホルモンと言われます。
コルチゾールについてはこちらの記事をご覧下さい。
つまり、ストレスホルモンのコルチゾールから、レプチン・グレリンへパスを供給。
結果食欲が増大して、満腹を感じにくくなり肥満となってしまうのです。
レプチンとグレリン封印の肝はコルチゾール対策
ではどうすればレプチンやグレリンを封印出来るのでしょうか?
それはホルモンの暴走を止めればよいのです。
つまりはコルチゾールを抑え込めばよいのです。
私は数ある肥満ホルモン最強はコルチゾールと考えています。
詳しくはこちらをご覧下さい。
つまりはコルチゾール対策で双子の攻撃力は封印出来るのです。
まとめ
人それぞれ肥満になった原因は違うと思います。
私の場合は完全にストレスが原因の肥満でした。
ストレスを完全に無くすことはできませんが
仲良く付き合うことは出来ます。
その方法が1年で20㌔減量し現在も維持している、肥満体型から標準体型にする
『ハイブリッド手法』です。
ここまでお読み頂きありがとうございます。
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あやはる|1年で20㎏減量して老化に抗った人(@ayahalu1515)さん / Twitter
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